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岩田稔基金つくる 1型糖尿病患者を支援 長嶋さん後押し「やったらいい」

巨人・長嶋終身名誉監督(左)と岩田
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 阪神・岩田稔投手(34)が7日、東京都内のホテルでプロ野球選手の社会貢献活動を表彰する「第19回ゴールデンスピリット賞」の表彰式に出席し、選考委員の長嶋茂雄氏(81=巨人終身名誉監督)からの激励に大感激した。

 1型糖尿病患者の支援として09年から1勝につき10万円を寄付。従来の活動を発展させるため「岩田稔基金」の設立も発表した。

 緊張の面持ちで出席した表彰式。幼少期に巨人ファンだったという岩田は初対面だった長嶋氏から壇上で「やったらいいよ」と声をかけられた。「自分もそう思っていたこと、本の題名にもなっている『やらな、しゃーない!』と同じような言葉をいただいたんで、しっかりやらないといけない」。表情は一段と引き締まった。

 高校2年時に1型糖尿病を発症。現役のプロ野球選手としていまも病と戦い、16年には著書「やらな、しゃーない!1型糖尿病と不屈の左腕」を発売した。思いを込めた題名とミスターからの金言のは偶然にも重なり、「こういう活動に対して、現役が終わってからでも続けていけよという言葉だと思う」と深く胸に刻み込んだ。

 3年目で初めて10勝を挙げた08年から同じ病気を抱える人たちの支援を開始し、09年からは毎年1勝につき10万円を「1型糖尿病基金」に寄付してきた。寄付金は今季終了時点で総額472万円にのぼり、従来の活動を発展させる目的で「岩田稔基金」の設立も発表。「この受賞をきっかけにいろんな方に1型糖尿病を知っていただければ…」と新たな活動も視野に入れた。

 12年目の今季は夏まで2軍暮らし。7月27日のDeNA戦で676日ぶり白星を挙げた一方、3勝どまりでは満足できない。「会うと子供たちがいい顔をしてくれる。もっといい笑顔にしてあげたい」。自らの反攻のため、糖尿病患者のためにも“やらな、しゃーない!”。(河合 洋介)

[ 2017年12月8日 05:30 ]

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