源田、新人王“年俸対決”制す 京田に100万円勝ち「ヨシって感じ」

[ 2017年12月5日 08:11 ]

大幅アップで更改しサンタの帽子をかぶり、クリスマスカードに来年の目標を書き笑顔を見せる源田
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 サンタの帽子をかぶり、満面の笑みを浮かべた。パ・リーグ新人王の西武・源田が4日にメットライフドームで契約更改に臨み、2900万円増の年俸4100万円でサイン。セの新人王遊撃手の中日・京田を増額、年俸ともに100万円上回り「ヨシって感じですね。うれしいです」と白い歯を見せた。

 史上初の新人遊撃手の全試合フルイニング出場を達成。打率・270、37盗塁で2位躍進に大きく貢献した。主に好守を称える「源田たまらん」はファンの間で流行語に。西武新人野手の契約更改では86年清原和博の2200万円などを抜く球団史上最高額となり、鈴木葉留彦球団本部長は「非の打ちどころがない。チームを変えた部分も加味した」と最大級の評価だった。

 今オフに退寮。一人暮らしの自炊に「めっちゃ難しいです」と苦笑いを浮かべるが、プロ意識は高い。侍ジャパンで11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」に全3試合出場。早い時間帯に球場入りしてティー打撃で打ち込む日本ハムの近藤を見て「ルーティンがしっかりしている。こういう練習をしとけばいいというのをつくりたい」と刺激を受けた。

 来年は2年連続フルイニング出場の期待がかかる。「今年の成績が基準となる。今年以上にやらないと周りからあれ?って思われてしまう」。チームを変えた男は全力で疾走する。 (平尾 類)

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2017年12月5日のニュース