鶴岡 FA移籍からの初FA復帰へ “記者”田中賢乱入しまるで入団会見

[ 2017年12月4日 05:47 ]

記者のふりをして鶴岡に質問する日本ハム・田中賢(右)
Photo By スポニチ

 日本ハムは3日、札幌市内でソフトバンクからFA宣言した鶴岡慎也捕手(36)と入団交渉を行った。03年入団から13年まで在籍した古巣のオファーに、「FAで出たので、どんな顔で帰ればいいかと思っているけど、ありがたい条件を頂いた」と、近日中に5年ぶり復帰を決める見込みだ。

 島田利正球団代表は複数年契約を提示したことを明かし「熱意を伝えた。ぜひ来ていただき、経験を生かしてほしい」と“出戻り”を願った。若手育成に定評がある球団は過去13人がFA移籍したが、同補強は05年の稲葉のみ。FAで出ていった選手がFAで戻るのは史上初の珍事で、鶴岡も「FAで獲らない球団だと思っていた。連絡が来た時はビックリした」と言う。交渉後の会見では、球団関係者の結婚式で偶然同ホテルを訪れていた同い年の田中賢が「記者」として乱入。早くも鶴岡の入団会見のようなムードだった。 (山田 忠範)

 ◆鶴岡 慎也(つるおか・しんや)1981年(昭56)4月11日、鹿児島県生まれの36歳。樟南では2年春、3年夏に甲子園出場。三菱重工横浜硬式野球クラブを経て、02年ドラフト8巡目で日本ハム入団。09年にゴールデングラブ賞、12年にベストナインを獲得。13年オフにソフトバンクにFA移籍。1メートル75、78キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

2017年12月4日のニュース