大谷にハリウッド流VIP待遇 背番号11ナンバー超高級車お出迎え

[ 2017年12月1日 08:30 ]

報道陣に囲まれ、迎えの超高級車キャデラックに乗り込む大谷
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 ポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指す日本ハム・大谷翔平投手(23)が29日(日本時間30日)、ロサンゼルスに到着。契約する代理人事務所「CAA(クリエーティブ・アーティスツ・エージェンシー)スポーツ」の関係者が、大谷の背番号と同じナンバー「11」の入った超高級車キャデラックで出迎えた。12月の交渉へ向け、本格的な準備を整える。

 午後4時20分すぎ。ブルーのジャケット姿の大谷が、ロサンゼルス国際空港の到着ロビーに姿を見せた。待ち受けていた報道陣には無言だったが、侍ジャパンで大谷が背負った背番号16のユニホームを着た日本人の少年ファンが「サインをお願いします!」と声を掛けると「ごめんね」と笑顔で口にした。

 日米両球界が去就に注目する二刀流右腕。代理人事務所の出迎えも超異例のVIP待遇だった。大谷が乗り込んだ車は、推定価格が1000万円を軽く超えるキャデラックのSUV車。しかも、ナンバーには大谷の日本ハムでの背番号「11」、登録年月には来年のシーズン開幕を連想させる「2018」「APR(APRIL=4月)」が記されていた。

 代理人を務める「CAAスポーツ」の母体は、数多くのハリウッド俳優、映画監督を抱える世界最大級の芸能事務所。ナンバーは出迎えの時のためだけに用意されたものとみられる。まさに、ハリウッドスター級の特別なおもてなしだ。

 米メディアの報道も過熱するばかり。大リーグ公式サイトは29日付で「Ohtani」の見出しが付いた記事を5本掲載。パイレーツのニール・ハンティントンGMが地元ラジオ局のインタビューに答えた記事では「特別な才能。彼を獲得するためにあらゆる力を尽くす」との談話を報じた。別の記事では、昨季世界一のカブスの名将ジョー・マドン監督がシーズン中に「多くのユニークなことができる」と話していたことを紹介。本格参戦する見通しを伝えた。

 大谷は今後、ネズ・バレロ代理人と打ち合わせやメディカルチェック(身体検査)などを済ませるとみられ、12月2日(同3日)に解禁される交渉に備える。米上陸とともに、クリスマス前の移籍決定に向けた動きは徐々に加速する。

 ▽キャデラック 米自動車メーカー「ゼネラル・モーターズ」が展開している高級車ブランド。世界各国の指導者や王侯貴族、富裕層の専用車として愛好されている。1903年から生産が本格的に開始。リムジンはバラク・オバマ米前大統領の専用車として使用された。キャデラックの日本語サイトによると、SUVの「エスカレード」はメーカー希望小売価格が1260万円〜。

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