ヤクルト新守護神150キロ腕獲り、今季49回2/3で68K

[ 2017年12月1日 05:30 ]

ロッキーズ時代のカラシティ(AP)
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 ヤクルトが来季の新外国人として、カブスのマット・カラシティ投手(26)の獲得に動くことが30日、分かった。150キロ超の直球とフォークが魅力の剛球派右腕で、クローザー候補となる。

 メジャーでは16年にロッキーズで19試合登板しただけだが、今季はロッキーズ3A、カブス3Aで計46試合に投げ1勝3敗、防御率3・26、21セーブを挙げた。49回2/3で68奪三振。抑えに欠かせない三振を奪う力がある。直球、フォーク以外にチェンジアップ、カットボール、ツーシームと変化球も多彩に持つ。まだ粗削りな部分もあるが、成長を見込める26歳という若さも魅力の一つといえる。

 今季のヤクルトは守護神を固定できず。シーズン途中にエースの小川をクローザーにまわすなど苦心が続いた。16年からブルペンを支えてきたルーキも今季限りでの退団が決定。ブルペン強化は今オフの課題の一つだ。まずはリスト最上位とみられるカラシティの獲得に全力を注ぐ。

 ◆マット・カラシティ 1991年7月23日、米コネティカット州生まれの26歳。12年ドラフト6巡目でロッキーズ入りし、昨季メジャーデビュー。メジャー通算19試合で1勝0敗、防御率9・19、17奪三振。今季途中にカブスに移籍した。3A通算52試合で1勝3敗23セーブ、防御率2・86。1メートル91、93キロ。右投げ右打ち。

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