大谷獲りに“大穴”レッズ出馬 30球団で唯一日本人所属なし

[ 2017年11月30日 05:30 ]

バットを手にボールを投げる大谷
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 レッズがポスティングシステムでメジャー移籍を目指す日本ハム・大谷の獲得に乗り出すことを表明した。ディック・ウィリアムズGMが、地元紙シンシナティ・インクワイヤーの取材に対し「真剣に興味を持っている」と語った。3年連続ナ・リーグ中地区最下位に沈み、30球団で唯一、日本選手が所属したことがない“大穴”が名乗りを上げた。

 「通常の補強は大金が必要だが、今回はいかにアピールできるか」と同GM。大谷が該当する25歳未満のドラフト対象外の海外選手に使える契約金は制限され、レ軍は30万ドル(約3300万円)しかない。だが、今年6月のドラフト会議で投打で活躍を目指す18歳のグリーンを獲得し、二刀流を本格的に研究しているのが強みだ。来日した際に日本ハムの吉村浩GMとも話し「どうやって大谷を育てたか知りたかった。いろいろ教わった」という。「才能ある選手は行けるところまで行かせる」と二刀流容認の方針を示した。

 2安打完封した10月4日のオリックス戦も視察し「同僚やファンとの関係も見たかったから、試合のかなり前に札幌ドームに行き、試合後も球場に残った。彼の存在感に魅せられた」と明かした。ヤンキースなどの強豪にも「大谷愛」では負けない。二刀流のパイオニアが、日本選手がいなかったレ軍で先駆者になるかもしれない。

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2017年11月30日のニュース