福留主将 嫌われ役上等や!来季も「仲良しこよしでやるつもりない」

[ 2017年11月28日 05:30 ]

紅葉を背にラウンドする福留
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 ある時は頼れる兄貴分、またある時は鬼先輩となる。来季も主将を務めることが決まった阪神・福留孝介外野手(40)が27日、初めて自らの口で所信表明。今季同様、嫌われ役になることも辞さず、後輩たちを引っ張る意気込みを見せた。

 「僕はただその名を付けているだけ。能見も鳥谷も球児もいる。各ポジションにそういう選手がいるから。ただその中でダラダラとなれ合いにならないように。好かれるつもりはない。仲良しこよしでやるつもりはない」

 監督でもコーチでもなく、各自のやることに細かく口を出すつもりはない。ただし、当然やるべきことを怠ったり、グラウンド上でだらけた姿を見せたような選手には容赦なくカツを入れる。そしてもう1点、強調したのが競争社会にいることへの自覚だった。

 「若い選手の間で“なあなあ”にならないように。ポジションを奪い合わないといけない。競争しないといけないんだから。そういう競争ができるようにしていければいい」

 鳥谷から「C」マークを預かる形でスタートした今季だったが、随所で抜群のキャプテンシーを発揮。金本監督からの信頼も厚く、ファン感謝デーがあった25日に直接“続投”を要請された。41歳シーズンでの主将は12年ソフトバンク・小久保と並ぶ球界最高齢ながら、その場で快諾。安藤の引退でチーム単独の最年長選手となった来季も、攻守の要と主将の両方の重責を一身に受け止める。

 この日の「レッツゴー!タイガースゴルフ2018」ではグロス92と不調ながらも、ハンディも味方につけて貫禄の優勝。表彰式では「金本監督をここにいるメンバー全員で胴上げして、この会をもっと盛大にやっていただきたい」とV奪回を約束した。頼れる背番号8が18年も猛虎ナインをけん引する。

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2017年11月28日のニュース