清宮 札幌D“初打席”でイメージ完成?高卒ルーキー史上初開幕弾

[ 2017年11月26日 05:30 ]

札幌ドームを背にクラーク像のポーズをとる(左から)宮台、鈴木、北浦、難波、田中、西村、清宮
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 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18=早実)が25日、ドラフト同期6人とともに本拠地・札幌ドームなどの施設見学に参加した。来年3月30日の開幕・西武戦の舞台も同じ札幌ドーム。打席から本塁打のイメージを膨らませ、13年の大谷翔平投手(23)以来となる高卒新人の開幕スタメンへ決意を新たにした。

 両翼100メートル、中堅122メートル。高さ5・75メートルもあるフェンス…。札幌ドームを初めて訪れた清宮は「間違いなく広い。フェンスまで凄く遠いなという感じ」と素直な思いを口にした。

 ただ、圧倒されてはいなかった。ファンフェスティバル前日のため、人工芝は巻き取られ、グラウンドはコンクリートがむき出しだったが、バッターボックス付近から球場全体を見渡した。本塁打について「ずっと本塁打を狙ってきているというよりか、安打の延長が(本塁打になる)という感じ。気にせずやれれば」とイメージを膨らませた。

 来年3月30日の開幕・西武戦の舞台は同じ札幌ドーム。狙うは開幕1軍、13年大谷以来となる高卒新人の開幕スタメンだ。清宮はその可能性について「ここでできればそれ以上に良いことはない」と意欲を見せた。高卒新人で開幕戦アーチは過去にはいない。

 ロッカールームでは、中田や大谷の座席も見つけ、コーチ室のホワイトボードには今季の本拠地最終戦、10月4日のオリックス戦のスタメンが貼られていた。大谷がプロ野球66年ぶりの「4番・投手」で起用された伝説の試合に「凄い」と話し、野球少年のような笑顔をのぞかせた。

 前夜の食事会では恒例の自己紹介&家族紹介でラグビートップリーグ・ヤマハ発動機監督の父・克幸氏の話題を出して爆笑を誘ったという。すでに新人の輪の中心に清宮がいる。

 「1軍の場所はどことも違う場所だった。こっち(1軍)で活躍しない限り、プロ野球選手としてやっている意味はない」。年齢は関係ない。天真らんまんに、プロの高い壁も乗り越える。 (柳原 直之)

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