和合病院 初代王者!“全国4冠” スポニチ杯第1回全日本軟式

[ 2017年11月26日 05:30 ]

スポニチ杯第1回全日本軟式野球大会決勝   和合病院1―0佐川印刷 ( 2017年11月25日    神宮 )

<和合病院・佐川印刷>優勝が決まり、水野(右)と山田のバッテリーが抱き合う
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 今年から新設され、4チームによるワンデートーナメントの決勝は和合病院(愛知)が佐川印刷(京都)を1―0で下し、初代王者に輝いた。先発した山口直人投手(33)と、8回から救援した水野駿也投手(26)による1安打完封リレーで投手戦を制した。和合病院は10月の天皇賜杯など今季、「全国4冠」を達成した。

 無安打無得点リレーまであと1人だった。2番手の水野は9回2死から内野安打を許す。それでも「仕方ない。勝ちにこだわりました」と切り替え、後続を二ゴロに。夕闇迫る神宮に和合病院ナインの歓喜の輪ができた。

 先発の山口が完璧に抑えた。今大会から従来より2グラム重く、感触がより硬球に近い新しい規格のボールに変更。新球を使って練習できたのは10日ほどだったが、トルネード気味の変則横手左腕は直球とスライダー、「新球で握りを変えたらうまくいった」というツーシームで凡打の山を築いた。

 0―0の7回無死三塁で代打を送られて降板。打線が1点を先制したことで、7回無安打無失点の快投が報われ「丁寧に投げて、守ってもらった。自分1人ではできない」とバックに感謝した。

 ナインは看護師や事務員で構成され、夜勤もある業務を行いながら白球を追い続ける。天皇賜杯に加え、国体と中部日本都市対抗大会も制して全国4冠を達成。山口は「連覇しかないですね」と誓った。 (池田 翔太郎)

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