ソフトB・島袋、育成で再契約 背番号143 左肘は順調回復「チャンスもらえた」

[ 2017年11月20日 13:51 ]

育成選手として再契約したソフトバンク・島袋
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 ソフトバンクから戦力外通告を受けていた島袋洋奨投手(25)は20日、福岡県筑後市のファーム施設で球団と交渉し、来季は育成選手として契約することで合意した。年俸は現状維持の750万円。背番号は143。今年8月に左肘の手術を行い、全治3〜4カ月と診断された左腕はこの日、ブルペン入りするなど順調に回復。「トライアウトを受ける状態ではないけど、チャンスはもらえた。頑張りたい」と笑顔を浮かべて再起を誓った。

 興南のエースだった2010年には甲子園春夏連覇を果たした。中大へ進学後すぐ、独特のトルネード投法は「とにかく走られまくった」と弱点を突かれ、道に迷った。グローブの位置を変え、クイックモーションを意識したりするうちに自分のフォームを見失う。14年ドラフト5位入団したが、1軍の登板は2試合のみだった。

 「自分にとってストレスのない投げ方で投げてみろ」と斉藤学リハビリ担当コーチに助言され、目が覚めた。後ろに反るように投げるフォームは「弱点」と考えてきたが「自分のリリースポイントはここなんだとか、分かることもあった。懐かしい感覚があった」と高校時代のフォームに戻すことで、きっかけはつかみつつある。

 「1月は沖縄でナオさん(東浜)にくっついてやりたい」と今季最多勝のタイトルを獲得した同郷の先輩・東浜に弟子入りし、自分に足りないものを見つけていくつもりだ。

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2017年11月20日のニュース