大谷はダル+松井 PRビデオでカモン!30球団アピール合戦

[ 2017年11月13日 06:25 ]

室内練習場で手術後初めてとなる打撃練習を行った大谷(左)
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 Welcome Ohtani!今オフにポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指すことを表明した日本ハム・大谷翔平投手(23)に対し、メジャー球団がPRビデオを作製していることが11日(日本時間12日)、分かった。また、表明会見を受けて全米メディアが一斉に反応。地元球団の「アピール合戦」となった。

 大谷獲得へ各球団は早くも水面下で動きだしている。複数の大リーグ関係者は、ある球団がPRビデオを作製中であることを明かした。過去に在籍した日本選手も登場する可能性があるという。

 PRビデオといえば、13年オフのポスティングシステムを利用してメジャー移籍した田中将大(楽天)との面談でヤンキースが用意したのが有名。VTRには09年ワールドシリーズでMVPを獲得した松井秀喜氏が登場。ピンストライプの重みや誇りを語り掛けた。

 大谷には30球団の争奪戦も予想される。大谷が全ての球団施設を回ることは不可能で、球団側も施設の充実度や、誠意をさまざまな形にして代理人のネズ・バレロ氏を通じてPRする。前日の表明会見で「(二刀流は)もう自分だけのものではないという部分もある」とし、二刀流としての起用方針も「話を聞いてみたい」とする大谷へ、どうアピールするか。すでに編成会議を終えた球団は多い。

 米国でも表明会見を受け、報道合戦が過熱した。ニューヨークのテレビ局「abc7」電子版では「目的地はニューヨーク?」の見出しで、大谷を「ダルビッシュ有と松井秀喜の合体版」と紹介し、ヤンキースとメッツが先発投手と主軸を張る外野手を探していると指摘。球団の利点を強調する地元紙の報道が相次いだ。

 球団幹部や代理人が一堂に会し移籍交渉が行われるGM会議が13日(日本時間14日)からフロリダ州オーランドで開催される。日本ハムのポスティング申請手続きは、正式な制度の発効後となるが、大谷を巡る動きは一気に活発化してきた。

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