トヨタ自動車が王手 20歳左腕・富山11K!NTT東封じた

[ 2017年11月12日 05:30 ]

スポニチ後援第43回社会人野球日本選手権第10日・準決勝   トヨタ自動車2―0NTT東日本 ( 2017年11月11日    京セラドーム )

<トヨタ自動車・NTT東日本>8回無失点の好投を見せたトヨタ自動車・富山
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 準決勝2試合が行われ、トヨタ自動車が今夏の都市対抗を制したNTT東日本を2―0で下した。高卒2年目左腕の富山凌雅投手(20)が8回を3安打無失点で11三振を奪った。日本生命は日本新薬を1―0で退けた。12日の決勝は、トヨタ自動車が3年ぶり、日本生命が2年ぶりの優勝を懸け対戦する。

 恐るべき20歳の左腕だ。トヨタ自動車の富山が、都市対抗王者のNTT東日本打線を力でねじ伏せた。

 「前回(登板)より気合が入りました。都市対抗で負けていましたからね」。都市対抗でチームはNTT東日本に2回戦で敗退。富山の登板機会はなかったが、ベンチで味わった悔しさを晴らす絶好の機会だった。8回を3安打無失点。「ストライクが先行しないと直球を狙われるので、先に追い込んで自分のペースで投げようと思っていた」。最速143キロの切れのある直球を武器に11三振を奪い、内角を攻める強気の投球も光った。

 九州国際大付では2、3年の夏に甲子園に出場。3年夏は3回戦の作新学院戦で完封するなど大舞台に強い。入社2年目で迎えた今大会。最速147キロを誇る左腕は社会人の「全国デビュー」を果たし、成長した姿を見せつけた。桑原大輔監督も「本当によく投げてくれた。(捕手の)細山田の指示通り、いいリズムで投げていた」と称えた。

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2017年11月12日のニュース