由伸改革 来春沖縄で3軍キャンプ ベテランや手術明け選手の調整に最適

[ 2017年11月8日 05:30 ]

2月に沖縄で行われた巨人1軍のキャンプ
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 巨人が来春3軍キャンプを沖縄のセルラースタジアム那覇で行うことが7日、分かった。今季は1、2軍が2月1日から宮崎総合運動公園内の施設を使い、3軍は川崎市のジャイアンツ球場で始動。2月中旬に1軍が沖縄に移動した後に3軍が宮崎入りする日程だった。球団幹部は「初めに3軍が沖縄。暖かいからいいと思う。1軍と入れ替わりで宮崎に向かう」と明かした。

 3軍キャンプは高卒新人や育成選手が中心だが、今季も右肩の違和感を訴えていた山口俊やドラフト1位の吉川尚、右肘手術明けだった同2位の畠らが3軍スタートだった。ジャイアンツ球場では真冬の気候の中での練習となるが、沖縄なら左肩に不安を抱える杉内や、コンディションに不安がある主力選手が温暖な地でリハビリや体づくりができる利点がある。

 チームは今季、11年ぶりのBクラスとなる4位に終わり、初めてCS進出を逃した。巻き返しを図る来季へ向け、今秋の宮崎キャンプから改革に動いた。日程は過去に例がない6勤1休で組まれ、村田ヘッド兼バッテリーコーチが「これだけ振るキャンプは過去になかったと思う」と話すなど、野手は1日1500スイングがノルマ。高橋監督ら首脳陣が過酷な練習を若手選手に課している。

 チーム力の底上げには若手の台頭はもちろん、実績のある選手が万全のキャンプを過ごし、開幕に照準を合わせることが必要となる。由伸政権にとって勝負の3年目。来春キャンプで温暖な沖縄を最大限活用し、シーズンにつなげていく。

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2017年11月8日のニュース