ギータ選手会長就任 長谷川勇の指名快諾「選手の要望伝える」

[ 2017年11月6日 06:10 ]

地元テレビ局の番組に出演し、石川愛アナウンサーから花束をもらう柳田(右、中央は若菜嘉晴氏)
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 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(29)が、来季から選手会長に就任することが5日、分かった。今季で任期の切れる長谷川勇会長から指名され、快諾した。今月末の選手会納会で正式承認される見通しで「ハセさん(長谷川勇)の下で副会長をさせてもらって凄く勉強になった。今度は自分が選手の要望を球団に伝えていきたい」と抱負を口にした。

 トリプルスリーを達成した15年オフに副会長に就任。2年間、裏方としての仕事を地道に果たし、長谷川勇から「年齢的にもそうだし、やってもらいたい」と背中を押された。30歳を迎える来季は、さらに責任ある仕事を任されることになる。

 今季は打率・310、31本塁打、99打点でリーグ優勝に貢献。右脇腹痛から復帰後の日本シリーズでは1番を務め、初戦から3試合連続で初回先頭打者安打を放った。2年ぶりの日本一に導き、優秀選手を獲得。激闘から一夜明けたこの日夕方、地元・福岡のスポーツ番組に生出演した。「さっき起きました」と歓喜の宴の余韻たっぷりだったが、気持ちは来季へ向いた。11日から宮崎秋季キャンプに参加することを明かし「成績を残すには向上心がないとダメ。やっぱり、練習だと思う」と力強く言った。

 今季は歴代5位の94勝を挙げ、独走で優勝した。ただ、グラウンド外でも先頭に立つ柳田はこう言った。「優勝を逃したチームは強い気持ちで来る。もっともっと引き締めてやらないと負ける」。チームリーダーとしての自覚を備え、日本一連覇を目指す。

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2017年11月6日のニュース