学習院大 36年ぶり2部昇格に王手!エース新井1失点完投

[ 2017年11月6日 16:02 ]

東都大学秋季リーグ2、3部入れ替え戦   学習院大3―1東農大 ( 2017年11月6日    神宮 )

1失点完投と好投し、仲間と喜ぶ学習院大のエース新井
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 学習院大(3部1位)が東農大(2部6位)に競り勝って先勝。82年秋以来の2部昇格に王手をかけた。

 エース新井慎也投手(3年、県相模原)が1失点完投の好投。攻撃でも4回に1番・益田大貴外野手(4年、国士舘)が鮮やかな本盗で先制。1―1の8回には藤井蒼太外野手(1年、横浜)が決勝適時打を放った。

 新井は「本当にうれしい。頭が真っ白になった」と興奮が冷めやらなかった。最速142キロを誇る左腕腕でこの日は大学入学後に覚えたチェンジアップが効果的だった。県相模原3年夏はエース。神奈川大会で横浜に敗れ、大学でも野球を続けることを決断。一般入試で学習院大に進学した。授業優先のため練習時間は限られるが「授業はしっかり受けることを高校時代から心がけている」と両立し、今秋は3部リーグで6勝をマーク。勝ち点5の完全優勝に導いた。

 藤井は名門・横浜で1年生からベンチ入りも3年時、来秋ドラフト候補の万波にレギュラーを奪われ「その後は勉強に集中していた」と指定校推薦で入学。大学では入学直後の今春からスタメンで出場を果たした。「高校時代はレギュラーを獲るので必死だったけれど、大学は自分の実力を集中して磨ける」と話す。

 林田俊雄監督は「スポーツ推薦制度がない中、OBのご尽力もあって力のある選手が入学してきてくれている。明日もいつも通りやりたい」と見据えた。

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