金本監督シビれた〜小野の直球凄っ!変化球磨けば「12、13勝する」

[ 2017年11月4日 08:47 ]

ブルペンで気合の入った投球を見せる小野
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 阪神・小野が2年目を迎える来季の開幕ローテーション入りへ早くも大前進した。安芸での秋季キャンプ2日目に岩貞、竹安ともにブルペン入りし、視察した金本監督から大絶賛された。

 「今日は小野でしょう。いい球を投げていた。真っすぐね。ある程度の高さに来た時は、すごいスピンが効いていた。変化球でカウントが取れたら、そんなに打たれない」

 ムチのようにしなる右腕から次々にキレ味ある直球が捕手のミットに飛び込んでいく。ネット越しでも、その球威が群を抜いていることは確認できた。

 新人だった今季は5月下旬から先発陣の一角に定着したものの、初登板から12試合連続で勝利がなく、最終的に2勝7敗、防御率4・35でプロの厳しさを味わった。金本監督は潜在能力の高さにほれ込み、白星が遠くても先発起用を継続。来季の飛躍も“予言”し、先発陣の有力候補として認めた。

 「もちろん。あとは変化球のコントロール。カウントを取る球とボールゾーンに(出し入れできたら)。12、13勝する」

 単なる先発陣の一人ではなく、エース級の数字すら残せる…と見た。金本監督からの大きな期待を背に受けた小野も呼応するように先を見据えた。

 「来年は1年間、しっかり1軍で投げられることを目標にやっている。しっかり指にかかったボールが何球か投げられた。そのボールを数多く投げられるか。(変化球も)1球でアウトに打ち取れたら、球数も減って長いイニングを投げられる。制球を磨いていきたい」

 備わった類いまれな能力をどこまで進化させていくのか。課題に向き合う安芸での日々をステップにスケールアップを期した。(遠藤 礼)

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2017年11月4日のニュース