嶺井、執念の決勝打点　代打ニゴロも“幸運”ソフト明石が失策

ＳＭＢＣ日本シリーズ第５戦   ＤｅＮＡ５―４ソフトバンク （ 2017年11月2日    横浜 ）

６回１死二、三塁、明石のエラーを誘い勝ち越しを決め喜ぶ代打・嶺井
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　途中出場のＤｅＮＡ・嶺井が攻守で勝利に貢献した。４―４の６回１死一、三塁で代打で登場し、１ボールからの２球目でセーフティースクイズを試みるもファウルで失敗。フルカウントからチェンジアップを引っかけて力のない二ゴロとなったが、二塁・明石が打球をファンブル。「何とか前に飛ばせば、何か起きると思った」。必死に走って一塁へ頭から滑り込みセーフになると、腹ばいになったまま両手で地面を叩き喜んだ。

　幸運な形で決勝点をもたらせると、７回からはマスクをかぶり、エスコバー、パットン、山崎康の救援陣を粘り強くリードした。８回途中からは山崎康が今季初の回またぎ。「いつもと変わらずだった。ヤスはこういう場面で強い。気合が入っていたので大丈夫」と亜大の１学年後輩を信頼し、導いた。

　「あそこで（スクイズを）決めきれないので練習します」。背番号３９は頭をかいたが、前日の高城に続き、女房役が攻守で輝いた。