世界一アストロズ 3者三様のマリッジ・ニュース 驚きの熟年婚も

[ 2017年11月3日 12:50 ]

ワールドシリーズ制覇を決め、モートンと抱き合って喜ぶアストロズのマキャン (AP)
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 何かと祝福ムードに包まれたワールドシリーズでもあった。優勝したアストロズの4番、カルロス・コレア内野手は場内での優勝インタビュー直後に、目の前の恋人に指輪を差し出しプロポーズ。これほど感動的な「She said YES!」はなかなか見られない。

 優勝請負人としてシーズン途中に加入し、フル回転したジャスティン・バーランダー投手もついにゴールイン。かねて交際していた人気モデルのケイト・アップトンと今週末にイタリアで挙式するという。昨年のサイ・ヤング賞投票ではバーランダーが2位に終わり、票を入れなかった記者を「クビにしなさい」とかみついたことは有名だ。

 そんな中、最も驚かされたマリッジ・ニュースが。ヤンキースからアストロズへ昨オフにトレードで放出され、優勝トロフィーをつかんだブライアン・マキャン捕手。その母シェリーさんが、マキャンの元チームメートのマーク・テシェイラの父ジョンさんと今冬に結婚するというのだ。

 テシェイラといえば通算409本塁打した両打ちのスラッガーで、昨季限りで現役引退。2人は昨年まで3シーズンチームメートとしてプレーした。衝撃の熟年婚。強打の捕手マキャンも通算263本塁打しており、血のつながりこそないが2人で672発という驚異の兄弟が誕生することに。ワールドシリーズ終了後には、早速テシェイラが「義理の兄弟よ、優勝おめでとう!」とツイッターで祝福した。

 大リーグでは家族がクラブハウスを訪れ、特にポストシーズンでは同じチャーター機に乗って転戦する。婦人会なども組まれ、選手の家族間の交流も盛んだ。それがこのような形で実るとは。3者三様のスケールの大きい結婚ニュース、後に「マリッジ・シリーズ」と言われるかもしれない。(記者コラム・後藤 茂樹)

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