【巨人秋季キャンプ】足つる選手続出 二岡打撃コーチの発案 2時間振りっぱなしの鬼メニューに悲鳴

[ 2017年11月2日 18:40 ]

ひたすらバットを振る巨人・重信
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 足をつる選手が続出した。巨人の地獄の宮崎秋季キャンプ2日目。フリー打撃中の重信が崩れ落ち、ベンチ裏に下がる。手当を済ませ、3分後に打撃練習を再開。ティー打撃でも足がつり、患部をストレッチした。

 「キツいです。つっただけなので、明日までに治します。強いスイング、強く鋭い打球が打てるように、やるしかないです」。平静を装ったが、体は悲鳴を上げていた。左足の太腿裏、両内転筋、背中、右前腕、左の上腕二頭筋。計5カ所がつる中、過酷なメニューをやりきった。

 1日1500スイングのノルマが課せられている。二岡打撃コーチの発案で早振り、片手、ロング、置きティーなど計7種類のティー打撃を場所を替えながら、15分ずつ続けていく。2時間振りっぱなしの鬼メニューに、「全身バキバキで、やばいです」と話した宇佐見は左太腿をつった。「やらないと強くならない」と言う吉川尚も、「気力でやります」と振り絞った辻も、投げ続けた朝井打撃投手の体までも、悲鳴を上げた。

 今季チームはリーグ4位に沈み、若手の育成は最重要課題となっている。高橋監督は「キツいと思うけど、1年間試合に出る選手は体も強いし、体力もある。ちょっとずつ強くならないと」と促した。

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