巨人、地獄の宮崎キャンプ開始 小林は1784スイング発進 

[ 2017年11月2日 05:30 ]

岡本(左)とダッシュで競う高橋監督
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 宣言通り、「地獄」の初日だった。巨人は6勤1休の宮崎秋季キャンプをスタート。約9時間の練習を、高橋監督が振り返る。

 「いろいろな動きの中で、つかんでくれたらいい。自分も(現役時代に)振る中でやってきた」。打撃練習は二岡打撃コーチの発案で創意工夫された。早振り、片手、ロング、置きティーなど計7種類のティー打撃。場所を替えながら、15分ずつ続けていく。2時間振りっ放しだが、小刻みにメニューを変えることで集中力が持続する。「ひたすら振り続けるのは難しいから。今までにないやり方」と指揮官。フリー打撃に特打メニューを加え、1日で10種類の打撃練習が行われた。

 ノルマは1500スイング。午前9時前からの早出、全体、さらに練習後の個人練習と、最も打撃に時間を割いた小林が叩き出した数字は「1784」スイングだった。1日で顔は黒く焼け、マメだらけの手に貼ったテーピングはボロボロになり「(こんなに振ったことは)ないです。厳しかったです」。今季打率・206に終わり「数だけではなく、意識を高く持ってやりたい」と言った。

 指揮官はフリー打撃で実演し、ダッシュでは岡本と並んで走った。ナインとともに汗をかき、「つらいのは自分がやっていたから知っている。(走ったのは)岡本くらいには勝てるかなと思って」と笑った。11年ぶりのBクラスとなった4位からの巻き返しへ、課題の若手育成に全力を注ぐ。 (神田 佑)

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2017年11月2日のニュース