ハム“清宮特需”で1億円トレーニングルーム 沖縄・国頭村長が約束

[ 2017年11月2日 05:31 ]

沖縄・国頭村のトレーニングルーム建設予定地
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 日本ハムは1日、沖縄県国頭村で秋季キャンプをスタート。同村の宮城久和村長(74)は19年2月の完成を目指し、総工費1億円で最新器具を完備したトレーニングルームを建設するプランを掲げた。

 ドラフト1位で指名した早実・清宮のフィーバーで来年2月の春季キャンプ時期に大きな経済効果が見込めるだけに、宮城村長は「清宮君はベーブ・ルースのような選手。日本球界を引っ張るような選手に育ててほしい」とあいさつ。その上で「要望には何なりとお応えする。トレーニングルームも整備したい」と約束した。

 国頭村では2軍が春季キャンプを行うが、トレーニング室が手狭で改善を求める声も上がっていた。村役場関係者は「総工費は1億円。場所はブルペン後方のスペース」と説明。清宮は来春キャンプを米アリゾナの1軍でスタートすることが濃厚だが、帰国後は国頭村で2軍の休日に1軍が練習したり、紅白戦を行う可能性もある。同村は安全確保と混乱を避けるため、球場付近のバス停のスペース拡大も検討している。

 ☆国頭村 沖縄本島の最北端にあり、名護市から約30キロに位置。村域の84%が森林で、天然記念物のヤンバルクイナやノグチゲラなど貴重な動物が棲息する。自然がそのまま残る「安波ビーチ」も人気。人口は4922人(県27位)で、高齢化率は27.5%。2015年度(16年12月発表)の沖縄県内市町村財政指標は町村では最高の12位、財政力指数(収入額を支出額で割り算した数値)は0.20%だった。

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2017年11月2日のニュース