新人戦ならでは!東大・松田 塁審務める母校・開成の恩師の前で登板

[ 2017年11月1日 17:18 ]

東京六大学秋季フレッシュトーナメント1回戦   東大6―9法大 ( 2017年11月1日    神宮 )

六大学新人戦・東大―法大・開成時代の恩師でもある青木塁審の前で投球する東大の松田
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 フレッシュトーナメント(新人戦)ならではの珍しい場面があった。

 8回、東大の3番手として松田悠希投手(2年、開成)が登板。この日は塁審を東大OBで開成野球部監督の青木秀憲氏が務めており、図らずも恩師の前でマウンドに上がることになった。

 「(青木氏が)審判というのは知っていたが、特別意識はしなかった」という松田だったが、3四死球を出して1死満塁のピンチを作って降板した。

 東京六大学リーグは6校のOBが当番制で審判を務めており、リーグ戦では母校の審判はできないが、フレッシュトーナメントはこの限りではない。様々な偶然が重なって生まれたシーンだったが、教え子は結果を出せなかっただけに青木氏は「松田は高校の時より野球が下手になっていた。あれではリーグ戦の登板機会ももらえない」とバッサリ。「練習時間もたくさんあって、環境が整っているわけだから原点に返ってストライクを入れる練習をしないと。もっと成長してほしい」とハッパをかけた。

 松田は「春のフレッシュリーグ以来久々の神宮球場で緊張してしまった。来年までしっかり練習してチームに貢献したい」と背筋を伸ばした。

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2017年11月1日のニュース