【Wシリーズ舞台裏】敵地でも「ヒューストン・ストロング」旋風を

[ 2017年10月31日 05:30 ]

ワールドシリーズ第5戦   アストロズ13―12ドジャース ( 2017年10月29日    ヒューストン )

宇宙飛行士・野口さんは「ヒューストン・ストロング」と書かれたTシャツ姿でアストロズを応援
Photo By スポニチ

 ヒューストン在住の宇宙飛行士・野口聡一さん(52)は、大のアストロズファン。第5戦前にドジャースの前田を激励したが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のジャケットの下には、「ヒューストン・ストロング」と書かれたア軍のTシャツ姿で観戦した。

 「シーズン当初、チームのスローガンは別にあったのに、完全に取って代わりましたね」。8月末のハリケーン・ハービーの大災害。復興に向けたスローガンが「ヒューストン・ストロング」だった。ア軍選手もユニホームに「ストロング」の文字をつけ、復興へ全面協力した。「8月は失速して負けが込んでいた。でも街が復興に向けて結束する中、アストロズもまとまり、プレーオフではレッドソックス、ヤンキースと強豪を打ち破った」と振り返る。

 ワールドシリーズでもホームで強さを発揮して王手。「テレビも新聞もアストロズの話ばかり。ホームゲームは今日で最後ですが、もう一度ヒューストン・ストロングの勢いを見せてほしい」と敵地での健闘を祈った。 (シリーズ取材班)

続きを表示

2017年10月31日のニュース