DeNA 2年目左腕・今永、パ王者から4連続含む今季初10K力投!

[ 2017年10月29日 21:34 ]

SMBC日本シリーズ第2戦   DeNA―ソフトバンク ( 2017年10月29日    ヤフオクD )

<ソ・D>6回2死、ソフトバンク・川島を空振り三振に仕留め、ガッツポーズのDeNA先発・今永
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 プロ野球のSMBC日本シリーズ(7試合制)は29日、ヤフオクドームで第2戦が行われ、DeNAの先発マウンドに上がった2年目左腕・今永昇太投手(24)は4連続を含む毎回の10三振を奪う力投を見せ、6回1失点で勝利投手の権利を得て降板した。

 クライマックスシリーズ(CS)で阪神、広島を連続撃破し、セ・リーグ3位ながら38年ぶり日本一に輝いた1998年以来19年ぶりの日本シリーズ出場を果たしたDeNA。だが、第1戦はパ・リーグ王者のソフトバンクに1―10で大敗し、王者の力をまざまざと見せつけられた。

 連敗は避けたい第2戦。先発した今永は初回、いきなり1番・柳田に右前打を打たれ、バントで1死二塁とされてからデスパイネに左前へ適時打を浴び、先制を許した。0―1で迎えた2回は、先頭の7番・川島に二塁打され、無死二塁。だが、ここから江川、甲斐、柳田と3者連続で空振り三振に仕留めてピンチを切り抜けると、3回の先頭打者だった今宮は見逃し三振で4者連続三振。4回にも川島、江川、柳田から3三振を奪った。

 味方打線は6回、梶谷が右越えソロを放って1―1の同点。さらに2死一塁から今シリーズでここまでノーヒットだった宮崎が左越え2ランを放って3―1と勝ち越した。

 今永はその裏も5回に続いて3者凡退に斬って取り、マウンドを下りた。今永の投球内容は6回で打者25人に対して116球を投げ、5安打1失点。毎回の10三振を奪い、与えた四球は2つだった。

 今季、今永は6月4日にソフトバンク戦に登板し、このカードのチームの連敗を7で止める好投をした相性のいい相手。今季24試合に登板も2桁奪三振はなかったが、この日本シリーズでの舞台で最高の投球を披露した。

 「イニングの先頭打者を出すことが多く、自分自身もリズムに乗れずに、攻撃にもいいリズムで繋げることができませんでした」としながらも、「その後は開き直って粘り強く投げることができたと思います。腕をしっかり振って緩いボールを投げることができたことで、ストレートがいき、今日の好結果に繋がったと思います」と振り返った。

 DeNAのマウンドには7回から2番手として三上が上がっている。

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2017年10月29日のニュース