阪神6位牧 猛虎のジョーや 辰吉&阪神ファンの両親も歓喜

[ 2017年10月27日 08:53 ]

プロ野球ドラフト会議=阪神6位・牧丈一郎投手(啓新) ( 2017年10月26日 )

啓新の牧
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 阪神から6位指名された啓新・牧は喜びを隠さなかった。

 「指名がなくて、もうダメかと思っていました。地元が京都なので、昔から親しみがある球団。早く甲子園球場で投げたい」

 東海大甲府(山梨)を率いて甲子園に春夏合わせて11度出場した大八木治監督の指導を受けて最速152キロを計測するまで順調に成長を遂げてきた。創部6年目で初の甲子園を目指した今夏の福井大会は準々決勝で福井商に1―2のサヨナラ負け。5回途中から救援し、最後は11回2死二、三塁からストライクゾーンを通ったように見えた直球が捕手のミットの網を突き破る捕逸だった。翌日から無休でトレーニングしてきたのもプロへ進むため。吉報を受け、密かに学校近くで待機していた父・大介さんらと喜びを分かち合った。

 「丈一郎」の名はボクシングの元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎のファンだった両親の「丈夫で一番」という願いで付けられた。高校時代に届かなかった「一番」をタテジマを着て達成してみせる。

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2017年10月27日のニュース