アジア王者目指す侍J中学代表 武田コーチ、合宿地に「あまり行きたくない」

[ 2017年10月27日 13:45 ]

会見に臨んだ(左から)山田将義主将、伊藤将啓監督、武田勝コーチ
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 11月1日に開幕する「第9回BFA U―15アジア野球選手権」(静岡県伊豆市)に出場する侍ジャパンU―15代表が27日、都内で会見を行った。日本ハムのチーム統括本部付で、今季はBCリーグ・石川でヴァイスプレジデント兼総合コーチを務める、武田勝コーチ(39)も出席。得意のボケを連発して会見場の空気を和ませた。

 武田コーチは「しっかりコミュニケーションを取って、全力でサポートしたい。僕自身も中学時代に部活で軟式野球をやっていた。(プロなど)今まで経験したことも含め、主役である選手のやりやすい方向を考えてあげたい」などと抱負。しかし最後に「ボケるのはいいですか?オカリナとか、いいですか?」と自ら切り出して笑いを誘った。趣味のオカリナは自身の引退セレモニーなどでも披露して話題になったが、残念ながらこの日はリクエストはなかった。

 チームは27日から伊豆市内で合宿に入る。武田コーチは「(社会人の)シダックス時代に、野村克也監督のもとで地獄の合宿をやっていた場所。あまり行きたくない…」と、最後まで明るいキャラクターで会見を盛り上げた。

 今大会は軟式野球で、チームは3大会連続で準優勝。伊藤将啓監督(40=習志野市立第一中)は「全国の軟式野球の中学生18万人の代表として、夢と希望を与えたい。台湾、韓国にはパワーではかなわないかもしれないが、日本らしい足、小技を絡めて得点を奪いたい」と話し、アジア王者の座を奪取することを誓った。侍ジャパンU―12代表の経験もある山田将義主将(駿台学園中3年)は「また目標のユニホームを着ることができて、よりいっそう気が引き締まる。チームワークもよく、個々のレベルも高い。全員野球でアジアチャンピオンを目指したい」と力を込めた。

 大会は11月1〜5日に静岡県伊豆市の「志太スタジアム」で開催。日本、台湾、韓国、パキスタン、香港、フィリピンの6チームの総当たりで行われる。

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2017年10月27日のニュース