西武 楽天退団の稼頭央に兼任コーチ打診へ 将来の監督候補に

[ 2017年10月27日 05:30 ]

楽天の松井稼
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 西武が今季限りで楽天を退団することが決まっている松井稼頭央外野手(42)に選手兼任コーチとして獲得を検討することが26日、分かった。

 08年以来10年ぶりのリーグ優勝奪回へ、松井稼の力は必要不可欠だ。26日のドラフトで6人の選手を指名したが、大学・社会人の野手はゼロ。日米通算2683安打を放ったしぶとい打撃に加え、内外野を守れるユーティリティー性は大きな戦力になる。97年から米移籍まで身につけた背番号7は現在空き番号になっており、15年ぶりの古巣復帰で再び「ミスター・ライオンズ」の勇姿が見られる可能性が高い。

 選手としてだけでなく、選手や首脳陣からの人望も厚いことから将来の監督候補としても貴重な人材だ。日米5球団を渡り歩いた経験、練習熱心で野球への真摯(しんし)な態度は良きお手本になる。源田、山川、外崎ら伸び盛りの若手が多い西武で、ベテランの助言によるプラスアルファは計り知れない。楽天の退団正式発表を待って、オファーを提示する。

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2017年10月27日のニュース