1位と最下位 日本Sで対戦のソフトバンクとDeNA 年俸で大きな差

[ 2017年10月25日 17:01 ]

 28日に開幕する日本シリーズのカードが、ソフトバンク―DeNAに決まった。ソフトバンクはリーグ史上最速での優勝を決め、ファイナルSで3位・楽天を下して突破した「王者」。対するDeNAは優勝した広島との14・5ゲーム差を跳ね返し、セ・リーグでは史上初となる3位チームの日本シリーズ出場という「下克上」と成し遂げた。実はこの2チーム、選手の年俸面でも大きな差がある。12球団No.1と最下位チームの戦いでもあるのだ。

 今年5月に日本プロ野球選手会が公表した、12球団の今季の平均年俸(外国人選手のぞく)と年俸総額は以下の通り。



(1)ソフトバンク 平均7013万円 総額42億800万円

(2)巨人 6043万円 36億8653万円

(3)阪神 4162万円 25億3878万円

(4)ヤクルト 3737万円 22億4200万円

(5)日本ハム 3488万円 21億9774万円

(6)ロッテ 3446万円 21億7107万円

(7)オリックス 3336万円 19億6804万円

(8)西武 3283万円 20億3557万円

(9)楽天 3196万円 19億4986万円

(10)中日 2926万円 18億1390万円

(11)広島 2767万円 16億8806万円

(12)DeNA 2600万円 15億8622万円



 1位のソフトバンクは2年連続トップ。選手会による80年の調査開始から初めて平均が7000万円を超えた。12球団で年俸1億円以上の選手は72人いるが、ソフトバンクが最多の13人だ。一方でDeNAは6年連続で12球団最下位。平均2600万円、総額15億8622万円とも、ソフトバンクには大きく水をあけられている。

 が、しかし。広島も12球団中11位ながら、リーグ連覇を成し遂げた。グラウンドでは年俸額ではなく、目の前のボールを必死に追った結果が勝利への道しるべとなる。2017年の掉尾を飾る短期決戦。どんな激闘が繰り広げられるか、楽しみだ。

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2017年10月25日のニュース