新たな兄弟選手誕生なるか?中日・又吉「投げ方似ている」ドラフト指名待つ弟にエール

[ 2017年10月25日 13:45 ]

中日の又吉
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 阪神の新井良太が今季限りで現役を引退した。実兄の貴浩とは14年までの4年間、同僚としてプレーし3度のアベック弾を放つなど、球界屈指の兄弟選手として名をはせた。

 プロ野球界には古くは金田兄弟、近年では入来兄弟、現役では堂上兄弟など数多くの兄弟選手がいるが、来季また新たな兄弟選手が誕生するかもしれない。

 中日・又吉克樹の弟で環太平洋大の亮文がプロ志望届を提出した。又吉は次男で亮文は三男。5歳離れているため、キャッチボール程度は小さい頃にしたことがあるものの、又吉は「ほとんど一緒に練習をしたことがない」と振り返る。兄と同じ大学に進んだことも影響してか「お兄ちゃんというより、先輩という感じなんじゃないですかね」と敬語で連絡が来ることもあるという。

 それでも兄弟と実感するのは投球フォーム。又吉はサイドスローが特徴だが、亮文も同じ横手投げ。又吉は「アドバイスはしてないし似せろとも言ってないけど、投げ方が似ていると言われますね」と笑う。

 又吉は西原高では甲子園に無縁。大学も中央球界でなく独立リーグを経てNPB入りを果たした。入団から4年連続で50試合に登板するなど今季は先発、中継ぎで大車輪の活躍を果たし、チームに欠かせない選手となった。自身と同じ道を歩もうとする弟に「野球人生が終わった時にプロに入れなかったとしても、挑戦したということが大事」とエールを送った。

 運命のドラフト会議は明日26日。また1組、兄弟選手の誕生となるか。 (記者コラム・徳原 麗奈)

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