電撃復帰のソフト柳田、日本Sも「1番」 工藤監督が示唆

[ 2017年10月24日 05:30 ]

4回2死二塁、適時打を放った柳田はベンチに向かってポーズ
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 ソフトバンクの工藤公康監督(54)が右脇腹痛から22日のファイナルS第5戦で電撃復活した柳田を28日からの日本シリーズも「1番・中堅」で起用する考えを示唆した。

 「確かに1番に柳田君が入るのは(相手投手は)凄く嫌。3番にデスパイネが入ればよりね。1人出たら4番の内川君に回る」

 9月20日の日本ハム戦以来1カ月以上ぶりの実戦となったファイナルSは重圧を軽減させることと、痛みが再発した場合、代役・城所を起用しやすい打順で「1番」を選んだ。ただ、結果は初回の遊撃内野安打から先制のホームを踏むなど、試合の流れを持ってきた。今季は3、4番だけで1番は16年8月以来だったが、2年ぶりの日本一を懸けた舞台で「選択肢」として浮上した。

 完全復活へ治療を優先させる。フェニックス・リーグへ派遣し、実戦を積ませることも考えられたが「こっち(福岡)でいいと思う。(宮崎の試合は)朝も早い。移動も凄く大変だからね」と指揮官。実戦はヤフオクドームでの練習にシート打撃などを取り入れながらカバーしていく。

 「もっと良くなると思う。神の手にまた、お願いしますよ」と柳田も歓迎した。今回の復帰を支えた治療院は福岡市内にあり、日本シリーズまでの期間で再度、通う予定。万全の状態に仕上げて、大一番を迎える。 (福浦 健太郎)

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2017年10月24日のニュース