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明大 善波監督の“親心” 約束の代打に初出場4年生がウイニングボール「小さくても…それでいいんです」

東京六大学野球秋季リーグ戦第7週第2日   明大6―3東大 ( 2017年10月24日    神宮 )

勝利の瞬間、明大ナインはベンチから飛び出す
Photo By スポニチ

 東大に連勝すれば優勝の可能性を残す明大。かなり緊迫した試合の中でも善波達也監督の“親心”が垣間見えた。

 5点リードの9回、1死から代打で登場したのが学生コーチを務めていた吉武優大(4年、福岡大大濠)。この日、学生コーチとしてつけていた「51」から、選手登録の番号「44」の背番号に変更届けを出してベンチ入り。ドラフト候補・宮台康平(4年)の前に三振に倒れたが、満足そうにベンチに戻った。続く代打は主将の中野速人(4年、桐光学園)。常にベンチでチームをまとめる背番号「10」に打席と9回は三塁守備につかせ、主将に勝利の瞬間をグラウンドで味わってもらおうという采配。

 2死となると今度は左翼に初出場となる田中楽久(らく、4年、明大明治)を守らせた。守備は決してうまくないがウイニングボールをつかんで最高の笑顔で試合終了を迎えた。

 試合後、善波監督は「吉武に学生コーチを頼んだとき、ノックしながら打撃フォームも考えてやっておけと。いつか打席に立つときがあるから」と約束を守っての代打。3年秋に2試合の出場経験はあるが、いずれも守備固め。この日が最初で最後の打席だった。

 田中も同じ。「アイツはずっと努力してきたんですよ。ちょうど最後に出して打球が飛んできてね。あのくらいの打球は捕りますから」と笑ったあと、「小さくても田中の名前が(新聞に)載ればね。それでいいんです」と4年生たちを思いやった。

 島岡吉郎監督から引き継ぐ“人間力野球”。優勝のかかった試合でも支えてきた男たちに神宮を経験させる。善波監督の人柄が表れた最終戦の起用だった。

[ 2017年10月24日 18:50 ]

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