広島・薮田まさかのＫＯ　中４日も５回途中４失点「四球が全て」

セＣＳファイナルステージ第４戦   広島３―４ＤｅＮＡ （ 2017年10月23日    マツダ ）

５回、同点適時打を打たれた薮田は降板
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　広島・薮田は５回無死二、三塁から桑原に同点適時二塁打を浴びたところで薮田は交代を告げられた。３点リードを守れず４回０／３４失点でまさかのＫＯ。「全体的に内容が良くなかった。制球に苦しんだ。先頭に対しての四球が全て」。５回先頭のウィーランドを四球で歩かせたことを敗因に挙げた。

　レギュラーシーズンでも投手陣全体でウィーランドには１３打数７安打３本塁打を許し、「ミーティングで野手以上に警戒する打者」（薮田）と指示が出ていたという。意識が過剰すぎたのか慎重になった。３回の１打席目に実際に左前打されたことで拍車がかかり、６回の今村と合わせて２四球を与えた。

　降雨コールドで勝利投手になった１８日の第１戦から初の中４日。前回は５回６４球だったこともあり「関係ない」と影響したが、途中でセットポジションに切り替えた修正も効かなかった。緒方監督は「本塁打の後、踏ん張って三振を取っていただけに、もう１回というところだったんだが」と残念がった。最高勝率のタイトルを獲得した薮田で痛い星を落とした。