楽天“塩辛コンビ”でタカ料理!左腕コンビが3本柱お膳立て

[ 2017年10月18日 08:23 ]

パCSファイナルステージ第1戦   楽天―ソフトバンク ( 2017年10月18日    ヤフオクD )

並んでアップする塩見(左)と辛島
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 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは18日に開幕し、3位から勝ち上がった楽天は1勝のアドバンテージがあるリーグ覇者のソフトバンクと対戦する。梨田昌孝監督(64)は第1戦に塩見貴洋投手(29)、第2戦には辛島航投手(27)の両左腕を先発起用。「塩辛コンビ」で下克上を目指す。

 梨田監督は「我々は挑戦者。失うものはない」と力強く言った。執念の継投で2位・西武を撃破。勢いに乗っているベテラン指揮官はファイナルS突破へ、「塩辛」でスタートダッシュを狙う。第1戦は塩見、第2戦は辛島が濃厚だ。

 指揮官はサファテら強力な救援陣を警戒し「後ろの投手が出てくる前に何とか点を取って、先行する形をつくりたい」と逃げ切る展開を思い描いており、先発の役割は重要になる。塩見はポストシーズン初登板。「緊張するでしょうが、普段通りやれれば。先頭打者を出さないようにストライク先行でいきたい」と意気込みを語った。対ソフトバンクは通算8勝7敗と勝ち越しており、防御率も3・10。今季の登板は9月23日の1試合だけだが、白星を挙げている「ソフトキラー」だ。

 辛島は「(調子は)分からないです」とけむに巻いたが、梨田監督は塩見とともに宮崎でのフェニックス・リーグで調整させ、ファイナルS進出とともに2人を呼び寄せた。今季ソフトバンク戦は2戦2敗で、通算でも3勝8敗と分が悪い。それでも地元・福岡で快投を見せ、エースの則本、岸、美馬の3本柱につなぐつもりだ。

 レギュラーシーズン3位からの日本シリーズ進出となれば、10年に日本一になったロッテ以来2球団目。指揮官は「(今季は)ソフトバンクさんと12勝13敗といい勝負ができている」と臆するところはない。ファーストSを突破した勢いを「塩辛」がつなぐ。 (黒野 有仁)

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2017年10月18日のニュース