菅野、巨人新選手会長に就任内定 4年ぶりVへ長野からバトン

[ 2017年10月17日 05:30 ]

ストレッチ中に笑顔見せる小林(左)と菅野
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 巨人の来季の第20代選手会長に、菅野智之投手(28)が就任することが16日、内定した。投手では堀内、桑田、内海に続き4人目。「そういう立場になった。巨人の歴代の方々が築き上げてきた良い物をしっかり継承していきたい」と表情を引き締めた。

 ジャイアンツ球場での全体練習。03年から5年間、第14代選手会長を務めた高橋監督に、菅野が報告のため歩み寄る。現会長の長野に、主将の坂本勇も加わり4人に笑みがこぼれた。任期を終える長野は「彼しかいないと思った。何でも相談してくれれば」と、最多勝と最優秀防御率2冠のエースを推薦した。

 今季は球団史上最悪の13連敗を喫し、11年ぶりにBクラスに沈んだ。来季は打者の主将に、投手の選手会長となる。菅野は「投手と打者の溝は存在しない。お互いにやりやすく意見を言い合えるような環境はある」と言い、坂本勇も「協力し合っていきたい」と呼応した。

 選手会長は初代の長嶋茂雄(現終身名誉監督)から歴代スターが務めてきた。高橋監督が「いつかはやらないといけない」と話した絶対的エースは「いい形でしっかり引き継いでいきたい」。4年ぶりのリーグ制覇を目指す来季は、チーム全体のまとめ役になる。(神田 佑)

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2017年10月17日のニュース