糸井 恵みのCS雨天中止、第3戦出る!第2戦の死球交代心配なし

[ 2017年10月17日 08:00 ]

セ・リーグCSファーストS第3戦   阪神―DeNA ( 2017年10月17日    甲子園 )

第2戦で死球を受けた糸井
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 球史に残る雨中激闘の翌日、甲子園室内練習場に阪神・糸井の姿は見当たらなかった。7回に砂田から右上腕部に死球を受け、代走を送られて交代していた。

 まさか――。

 漂う不安を打ち消すように金本監督が明かした。「自分でやっているんじゃない? 俺はちょっと分からんけどね。腫れもあるし。本人は(先発で)行くと言っていたよ」。前夜の試合後や一夜明けた午前中も“超人”は病院での検査へ出向くことすらなかったという。患部が腫れていたこともあり、大事を取る形で全体練習には加わらずクラブハウス内で別メニュー調整に専念。仮に試合決行の場合にも先発出場する強い意思を伝えていた。トレーニングパートナーを務める元屋敷トレーナーが代弁した。

 「全然大丈夫です。明日出るためというか、今日出るためにやってます。(別メニューは)腫れがひどくならないように。ただ、痛くても、無理してでも出るという気持ちは強く持っていると思います。そのための調整をしています」

 欠場や先発を外れるという選択肢は元よりなかった。もちろん、少しでも好状態で第3戦に臨む意味で雨による仕切りなおしは糸井にとって天恵だろう。17日に対戦を予想されるウィーランドとはチームとして完封された9月25日に一度だけ対戦し、4打数無安打に終わった。一発勝負の再戦。培ってきた経験と勝負強さに寄せられる期待は大きい。

 日本ハム時代に3度のリーグ優勝を経験。特に09年は主力として味わった。加入1年目でのリーグ優勝は叶わなくても、逆転日本一の可能性は残る。春から大注目を集めてきた猛虎1年目を、ここで終えるわけにはいかない。(巻木 周平)

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2017年10月17日のニュース