DeNA井納が志願待機!初戦登板も雨天順延のCS第3戦「投げるつもり」

[ 2017年10月17日 08:32 ]

セ・リーグCSファーストS第3戦   DeNA―阪神 ( 2017年10月17日    甲子園 )

キャッチボールするDeNA・井納
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 甲子園球場で予定されていた阪神―DeNAの第3戦が雨天中止となった。第3戦は17日午後6時から行われ、レギュラーシーズン2位の阪神は引き分けても突破が決まる。勝つしかないDeNAは14日の第1戦に先発した井納翔一投手(31)が大一番でのブルペン待機を直訴。アレックス・ラミレス監督(43)も総力戦への覚悟を示した。 CS日程

 調整なんて言っていられない。井納は本気だった。「短期決戦で負けたら終わりの状況だし、(ブルペン待機を)言いにいくつもりです」。第1戦に先発して6回109球を投げているが「今日も試合があるなら投げるつもりだった」と言い切った。

 この日は室内練習場でキャッチボールやノック捕球などで汗を流した。ラミレス監督からCSの開幕投手に指名されたが、6回に福留に2ランを浴びて負け投手になった。前日の第2戦は雨中で泥だらけになりながら死闘を制し勝敗を五分に戻したチームの姿に井納の決意は固まった。

 第2戦に先発し、3回62球で降板した今永も同じ気持ちだ。「言われたところで投げるだけ」と準備は進めている。前日は雨中の悪条件下で自慢のブルペン陣を6人つぎ込んだ。三上、エスコバー、パットンは2連投。井納は「中継ぎがこれだけ投げている。決まったことに従うが、気持ちは投げるつもり」と語気を強めた。

 試合開始となる午後6時の天気予報では、雨の心配はいらない。引き分けでも敗退が決まる一戦。勝つしかない。ラミレス監督も先発陣のブルペン待機について「フィフティーフィフティー(五分五分)」と慎重に話したが「今年一番の試合。先発も3回で代えるかもしれない。全ての選手、全員で戦っていく」と総力戦を宣言した。2年連続のファイナルS進出へ一丸となる。 (君島 圭介)

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