ドジャース初PS開幕5連勝 ターナー“伝説の一打”再現サヨナラ弾

[ 2017年10月17日 05:30 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦   ドジャース4―1カブス ( 2017年10月15日    ロサンゼルス )

9回、サヨナラ3ランを放ち、喜ぶドジャースのターナー(AP)
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 ナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)は15日(日本時間16日)に第2戦が行われ、ドジャースは9回にジャスティン・ターナー内野手(32)がサヨナラ3ランを放ち、2連勝した。ポストシーズン5連勝で、17日(同18日)の第3戦はダルビッシュ有投手(31)が先発する。ア・リーグは2連敗中のヤンキースが16日(同17日)にアストロズと第3戦に臨む。

 1―1の9回2死一、二塁。ターナーの打球は高々と舞い上がり、中堅フェンスを越えた。5万4479人が詰めかけたドジャースタジアムが揺れる。顎ひげがトレードマークの男は、ベンチを飛び出したダルビッシュらの歓喜の輪に埋もれ「言葉にできない。信じられない」と話した。

 ドジャースのポストシーズンでのサヨナラ弾は、最後に世界一になった1988年のこの日と同じ10月15日。ワールドシリーズ第1戦のカーク・ギブソン以来2本目だ。ロサンゼルス近郊生まれのターナーは「一番最初の野球の思い出は4歳の頃に祖母の家でギビー(ギブソン)のあの本塁打を見たことだよ」。29年前と同じドジャースタジアムで伝説の一打を“再現”した。

 5回にも同点の右前適時打を放ち、チーム全4打点。デーブ・ロバーツ監督も「大事な場面で大きな働きをする」と信頼を寄せた。地区シリーズ3連勝の後に2連勝し、球団初のポストシーズン無傷の5連勝。第3戦はダルビッシュに託す。29年ぶりの世界一へ、勢いは止まらない。 (奥田秀樹通信員)

 ▽88年のギブソンのサヨナラ本塁打 アスレチックスとのワールドシリーズ第1戦。3―4の9回2死二塁から左太腿と右膝を痛めて先発を外れたギブソンが代打出場し、ア軍の守護神エカーズリーから右越えに逆転2ランを放った。足を引きずりながらダイヤモンドを一周。メジャー史上最も劇的な本塁打の一つとされ、ド軍は4勝1敗でシリーズを制した。

 ≪WS進出率100%≫ポストシーズンの開幕5連勝は9チーム目。過去の8球団は全てワールドシリーズに進出し、半分の4球団が世界一に輝いた。最長は青木(現メッツ)が所属した14年ロイヤルズの開幕8連勝。

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