楽天 シーズン3位&初戦10失点大敗から“下克上”でCSファイナル進出

[ 2017年10月16日 21:35 ]

パCSファーストステージ第3戦   楽天5―2西武 ( 2017年10月16日    メットライフD )

<西・楽>8回2死ウィーラーは本塁打を打ち生還し岡島の出迎えを受ける
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 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)は16日、メットライフドームで第3戦が行われ、楽天が1点を争う緊迫した展開から終盤の一発攻勢で西武に5―2と勝利。レギュラーシーズン3位からの“下克上”で、ソフトバンクと対戦するCSファイナルステージ(18日開幕、ヤフオクD)進出を決めた。

 楽天は初回、西武先発・野上から3つの四球をもらって満塁としてからウィーラーの遊撃への内野安打で1点を先制。4回には、1死二塁から野上の暴投で二塁走者のウィーラーが一気に本塁生還を果たして追加点を挙げた。

 5回には1点差に迫られたが、なおも続いた2死三塁で先発・美馬をリリーフした高梨が秋山を空振り三振にピシャリ。その後も1点差の緊迫した展開が続いたが、2―1で迎えた8回には2死からウィーラーが左翼スタンド上段へ貴重な追加点となるソロアーチを叩きこむと、四球の岡島を一塁に置いて桝田が左翼スタンドへ2ラン。一気に試合を決めた。楽天は14日の初戦でエース則本が4回7失点KOされ、0―10で大敗を喫しながら、そこから2連勝でのCSファイナルS切符獲得となった。

 西武は0―2で迎えた5回、栗山、中村の連打と犠打で1死二、三塁としてから炭谷の右犠飛で1点を返した。しかし8回から登板した5番手・シュリッターが本塁打2本を浴びて4点差とされた。9回には、浅村が抑えの松井裕から2号ソロを放ち1点を返したがそこまで。引き分けでもCSファイナル進出が決まるところだったが、楽天に“下克上”を許して敗退となった。

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