球史に残る一発から29年 ドジャース、同じ日に再び劇的勝利

[ 2017年10月16日 13:37 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦   ドジャース4―1カブス ( 2017年10月15日    ロサンゼルス )

<ドジャース・カブス>9回2死一、二塁、サヨナラ3ランを放ったドジャースのターナー (AP)
Photo By AP

 ドジャースの前回のワールドシリーズ制覇は1988年。その第1戦でカーク・ギブソンが放った代打サヨナラ本塁打は大リーグの歴史に残る名シーンとしてファンに語り継がれている。このシリーズの第1戦は10月15日。くしくも29年後の2017年10月15日にドジャースはサヨナラ本塁打で勝利した。

 カブスとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦は終盤まで1―1の投手戦。ドジャースは9回に2死一、二塁の好機を迎えると、打席には5回に試合を振り出しに戻す適時打を放ったターナー。5番手・ラッキーが投じた甘いストレートを捉えると、地元ファンの大歓声を浴びた打球がセンターフェンスを越えた。

 「幼少期の思い出の一つだね。88年のギブソンのサヨナラ本塁打は自分が4歳の時、祖母の家でテレビで見たんだ。ギブソンのようなガッツポーズをベースを回る際にしようと思ったけれど、ワールドシリーズまでお預けにしておいたよ」。

 劇的な一発を放ったターナーはそう語り笑顔を見せた。この試合では全打点を叩き出す活躍。今プレーオフではここまで毎試合安打を記録しており、5試合で計9安打。打率4割2分9厘で恐怖の2番打者として10月にその存在感を発揮している。チームはあと2勝でワールドシリーズ進出。あの有名なガッツポーズが再びドジャースタジアムで見られるかもしれない。

続きを表示

この記事のフォト

2017年10月16日のニュース