ラミ監督 4番筒香と心中覚悟「必ず活躍してくれる」

[ 2017年10月14日 05:30 ]

セ・リーグCSファーストS第1戦   DeNA―阪神 ( 2017年10月14日    甲子園 )

ラミレス監督(右)が見守る中、フリー打撃をする筒香(左)
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 甲子園。レギュラーシーズン3位からの下克上のスタートラインに立ったDeNA・ラミレス監督は、迷いを見せず言い切った。

 「4番は筒香でいく。シーズン最後の5試合で筒香を4番に使ってCS進出を決めた。もちろん、CSもそれで戦う」

 絶対的な信頼を寄せる。開幕から4番を任せ、6月30日の巨人戦から3番へ。9月29日に4番復帰させた。それぞれに理由がある。3番配転は好調ロペスの前に置くことで相手に勝負してもらいやすい状況をつくるため。元に戻したのは「筒香でCS進出を決めたい」という思いからだ。筒香は阪神戦の打率が・227。セ5球団との対戦で最も低い。指揮官は「阪神戦では打てていない」と承知した上で、心中する覚悟だ。

 筒香はその信頼に、いつも結果で応える。ラスト5試合では3本塁打4打点を記録した。この日、敵地で行った練習では普段の調整と変えることなく、左方向を中心に打ち返した。「コンディション?ばっちりです」。第1戦先発が予想されるメッセンジャーに対しては今季6打数無安打。それでも「監督の期待に応えたい。どんな形でもチームに貢献したい。本塁打でも安打でも四球でも」と語気を強めた。

 ラミレス監督は「3、4、5番は必ず活躍してくれると思う」と主軸の活躍に期待を寄せる。「短期決戦で思うようにいかないこともあるかもしれない。そこをチーム全員の力で勝っていきたい」と筒香。主将の打棒で、2位・巨人を叩いた昨季ファーストSを再現する。 (中村 文香)

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