【セCS占う 槙原寛己氏】阪神 甲子園開催+メッセ復帰追い風

[ 2017年10月14日 09:14 ]

セ・リーグCS

笑顔でガッツボーズをするメッセンジャー
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 阪神は甲子園で開催できるメリットが大きい。プレーした経験があれば分かるが、あの声援、雰囲気は独特。メッセンジャーの復帰もプラス要素だ。中4日など短い間隔で投げられるだけに、ファイナルS以降を見据えてもキーマンになる。リリーフ陣も手堅く、継投で逃げ切るパターンを持っているのは大きな強みだ。

 DeNAは阪神に10勝14敗1分け。それでも甲子園では7勝6敗と白星が先行した。敵地で相手の勝ちパターンに持ち込ませないためにも、先制点が必須。やはり筒香のバットがカギを握る。今季は28本塁打。シーズンでは調子のいい期間が短かったが、短期決戦だけに爆発的な打撃を見せられるか。

 その短期決戦で、広島はより強さを発揮する。打線が強力なのはもちろん、盗塁、バントなど得点に結びつける形が多彩。ロースコアの展開になっても、足を使うことで試合を動かせる。いわばジョーカー的なカード。相手投手は、このカードをいつ切られるかと警戒すればするほど、広島の術中にはまるだろう。(スポニチ本紙評論家)

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2017年10月14日のニュース