選手会、巨人・山口俊の処分救済申し立て 団交応じないのは「不当労働行為」

[ 2017年10月12日 05:30 ]

 日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)は11日、巨人・山口俊投手(30)の暴力トラブルを巡り、巨人と日本野球機構(NPB)が団体交渉に応じないのは不当労働行為に当たるとして東京都労働委員会に救済の申し立てを行った。都庁で会見した森忠仁事務局長は「将来の選手への影響もあり申し立てに踏み切った」とした。

 選手会はこれまで都内の病院で男性警備員を負傷させたなどとして総額1億円以上の罰金、減俸などを科された山口俊の処分に対して、重すぎるとして再検討や撤回を要求。その交渉が一方的に打ち切られるなど不誠実だったとし、これらが不当労働行為に該当するとしている。NPBに対しても調査などを求めていたが、同様に合理的な説明がされていないとした。今後は双方が労働委員会から調査を受け、裁定を仰ぐ。和解のケースもある。

 ▼熊崎勝彦コミッショナー 申立書の内容を吟味しこれからどのように対応するかについて検討したい。

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