西武 CS下克上へ炎獅子ユニ着用へ 楽天に8戦全勝、ソフトBにも6戦4勝

[ 2017年10月9日 05:30 ]

縁起の良い炎獅子ユニホームで力投する菊池
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 真っ赤に燃えて下克上だ。4年ぶりにCSに出場する西武は8日、14日から始まるファーストS、ファイナルSの全日程で「炎獅子ユニホーム」を着用して戦うと発表した。

 レギュラーシーズンで同ユニホームを着用した7月下旬から54年ぶりの13連勝。着用時はファーストSで対戦する楽天に8戦全勝、ファイナルSに進出した際に対戦するソフトバンクを相手にも6戦4勝2敗という強さを誇った。辻監督は「赤じゃ負けていない。それだけで気持ちが違うだろう」と力説する。

 もちろんエースで先手を打つ。初戦の先発が決まった菊池はメットライフドームで再開した練習で汗を流し「縁起もいいし、選手みんなで赤がいいとなった。験は担いだ方がいい。ファンの人たちもドームを真っ赤に染めてくれると思う。最強の環境」と歓迎した。

 相性も抜群だ。今季の楽天戦は8戦8勝で防御率0・82。シーズン最終登板となった3日も8回3失点に抑えた。奪三振王こそ則本に奪われたが、最多勝(16勝)、最優秀防御率(1・97)の2冠は当確。中10日の登板で、10日にシート打撃に登板することには「前回(3日)は10日以上空いて体が軽かったり、軸が定まらない部分があった。それもあってシートを入れさせてもらった」と説明した。20球程度を投げ、万全の調整を行う。楽天には最大11ゲーム差をつけられながら大逆転し、本拠地開催を勝ち取った。「1戦目を取ると全然違う。守るものはない。気負うことなく挑戦者のつもりでいきたい」。燃える赤をまとい、則本とのエース対決に勝つ。 (細川 真里)

 ▼西武・炭谷選手会長 本拠地メットライフドーム、そして福岡の地で僕たち選手は炎のような熱いプレーをし、ファンの皆さんから炎のような熱い声援をいただき、ともに日本一をつかみ獲りましょう。

 ☆炎獅子ユニホーム 15年から導入した限定ユニホームで、今季は球団歌の2番の歌詞「炎の色の獅子を見た」の部分から赤色を採用。7月21日から8月17日までの24試合での着用予定だったが、13連勝を含む20勝4敗、勝率・833。9月13〜21日の8試合で復活し、計32試合で24勝8敗、勝率・750で2位躍進に一役買い、縁起物となった。

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