阪神 下克上日本一と若トラ育成 中谷、大山、高山が居残り特打

[ 2017年10月9日 05:30 ]

金本監督(右後方)が見守る中、居残り特打を行う高山
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 今季の下克上日本一と、来期へ向けた若トラ育成を両立させる。甲子園での全体練習終了後、阪神の中谷、大山、高山の3選手が居残り特打を実施。ティー打撃の途中には中谷が金本監督から約5分間、マンツーマン指導を受ける場面も見られた。指揮官は「バッティングは時間がかかるから。粘り強くね」とだけ話したが、技術向上はもちろん、14日から始まるクライマックスシリーズ(CS)での活躍に向けた準備の一面があるのも確かだ。

 悩み続けた男も復調気配だ。高山はここまで打率・249。1、2軍の昇格と降格を繰り返し、低調な状態が続いたが、フリー打撃で柵越えを披露するなど状態を上げてきた。片岡打撃コーチも「だいぶん状態はいい。打ち損じが少なくなってきた。内容もしっかりできている」と復調の兆しを感じ取った。大山も広角に打ち分けるなど充実の内容だった。

 キャンベルとロジャースはすでに帰国しており、国産打線で大一番にのぞむ。糸井、福留、鳥谷のベテラン主力はマークが厳しくなるだけに、中谷ら若手がどこまで対応できる。若トラがCS突破の大きなカギを握っている。(河合 洋介)

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