広陵・中村 走攻守で猛アピール 広島スカウト部長「足と肩は文句ない」

[ 2017年10月9日 05:30 ]

愛媛国体・高校野球硬式の部準々決勝   広陵10―1天理 ( 2017年10月8日    坊っちゃんスタジアム )

<天理・広陵>6回、広陵・中村は左前打を放つ
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 愛媛国体の高校野球硬式の部は8日、準々決勝4試合が行われた。広陵は中村奨成捕手(3年)が2安打1打点を記録するなど、天理(奈良)を7回コールドで圧倒。大阪桐蔭は夏の全国選手権大会を制した花咲徳栄(埼玉)を破った。

 ドラフト1位候補の実力をまざまざと見せつけた。広陵の中村は2回2死二塁からシュート気味の内角球を振り抜き、左翼線へ適時二塁打。6回には左前打に二盗成功、2回の守備では二盗を阻止と、走攻守で光った。

 今夏の甲子園で大会新記録の6本塁打。ただ、金属から木製バットへ持ち替えたU―18W杯では25打数3安打の打率・120と低迷した。「金属の反発に頼らず、手首の返しと下半身の使い方を意識した」。木製バットを常にイメージしながら結果につなげた。

 ネット裏では4球団が視察。地元・広島の白武佳久スカウト部長は「何年、何十年に一人の捕手。うちのチームに必要な足と肩は文句がない。打撃は粗削りだが、パワーはある」とうなずいた。

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2017年10月9日のニュース