契約更改交渉前日までに口頭で年俸額通知へ 嶋会長「少しずつ前進」

[ 2017年10月6日 16:04 ]

事務折衝後に会見した、(右から)選手会の森事務局長、ロッテ・角中、楽天・嶋会長、日本ハム・大野、西武・炭谷
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 日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)の事務折衝が都内で行われ、選手会の嶋基宏会長(楽天)と大野(日本ハム)、角中(ロッテ)、炭谷(西武)の選手会長3人が出席。これまでの交渉で求めていた契約更改交渉における年俸額の書面での事前通知について、交渉の1日前までに口頭で伝えられることで基本合意した。

 嶋会長は「100%満足のいくものではなかったが、昨年よりは確実に良くなるという手応えがある。少しずつ前進していると思う」と話した。

 選手会は交渉前に「選手が考える時間がほしい」とし、事前の書面での通知を要求。満足のいく回答が得られない場合は、今オフの契約更改交渉で「全員が保留」の強行手段に出ることも決議していた。嶋会長らが出席したこの日の交渉で、下交渉をする選手も含めて全員が事前に年俸額を把握することが可能になり、全員保留も回避されることになった。

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2017年10月6日のニュース