育成の星が現役に別れ…巨人・松本 実は「山梨の星」だった

[ 2017年10月6日 12:47 ]

今季限りでの現役引退を表明した巨人・松本
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 巨人・松本哲也外野手(33)が、今季限りでの現役引退を表明した。育成選手として入団し、07年に支配下選手登録。09年には新人王、ゴールデングラブ賞に輝いた「育成の星」は、実は「山梨の星」でもあった。

 今季の支配下登録選手733人(2月1日時点、外国出身、外国人選手のぞく)のうち、山梨県出身は松本の1人だけだった。出身選手の多い都道府県の上位は(1)大阪63人(2)福岡47(3)神奈川46(4)兵庫40(5)東京36…。逆に少ないのは新潟、富山、島根、愛媛、高知が5人、福島、長野、香川が4人、鳥取が2人、そして山梨が1人。前年の16年も同様で、松本は1人で甲斐の国の牙城を守っていた。

 昨年オフに山梨県で行われた日本プロ野球選手会のイベントでは「1人しかいないのは知っている。もっと山梨出身の選手が増えるよう、僕も頑張る」と話していた松本。1メートル68と小さな体ながら、果敢に打球に飛び込むハッスルプレーも魅力だった。そんな姿を見ていた山梨県の子どもや球児が、松本に続いてプロの世界に飛び込んでくる日はすぐにやってくるに違いない。

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2017年10月6日のニュース