阪神ドラ3才木が初登板 ピンチ切り抜け無失点「楽しかった」

[ 2017年10月6日 05:56 ]

セ・リーグ   阪神2―1中日 ( 2017年10月5日    甲子園 )

8回に1軍初登板を果たした才木
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 光り輝いたのは竹安だけではない。1点リードの8回、3番手で初登板した阪神ドラフト3位の才木がピンチを背負いながらも無失点で切り抜けた。「すごく楽しかった。2軍とは雰囲気も違って楽しめた」。18歳は無邪気に笑ってもマウンドでは落ち着いていた。

 先頭の代打・藤井を四球で歩かせ、2死を奪ってから、高橋に左前打、福田に四球で満塁。竹安の初勝利が消えかける瀬戸際で井領を真ん中の146キロ直球で左邪飛に退けた。「攻める気持ちがあった。強気に攻める自分の投球ができた。腕を振っていこうと思った」。初登板で初ホールド。セ・リーグ史上最年少ホールドを達成し、「ベンチで先輩方によく粘ったと言ってもらえた」と喜んだ。

 2軍戦での登板を何度も視察してきた金本監督は竹安とともに称え、「いい経験はしたと思う。まあ、誰でも緊張するでしょう。来年の最初(の出場機会)とか、緊張の仕方も違うと思うし。来年、本当に戦力になってほしいという思いから投げさせたわけだからね」と目を細めた。消化試合ではない。輝かしい未来へ向けて第一歩を記した。

 ○…高卒新人で18歳10カ月の才木(神)がプロ初登板でホールドを記録。セ・リーグでは07年10月9日横浜戦で増渕(ヤ)がマークした19歳5カ月を下回る最年少となった。これまでの阪神最年少ホールドは、13年8月31日広島戦で松田が記録した19歳6カ月。

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