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攻略指示なき円陣…CS逃した巨人 個の限界、チームとしての攻撃力欠いた

巨人ナインが組む円陣がなかなか反撃につながらず…
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 【屈辱巨人の真相2】「結果として出なければ、何を言われても仕方がない」。高橋監督の談話は、歯切れが悪かった。シーズン14度目の零敗を喫した9月22日、敵地での広島戦。月間6度の零敗は、球団史上ワースト記録だった。

 今季1軍デビューしたばかりの4年目右腕・中村祐を相手に6回まで2安打。7回の攻撃前にはベンチ前で円陣が組まれた。「コンパクトにセンター返しでいこう」。江藤打撃コーチはそう指示を出したが、最後まで打線は沈黙した。

 スコアラー陣は先発投手に対して事前にデータを収集し、配球面などの傾向を分析。試合前のミーティングで「内角直球は捨てろ」という指示が出ることもある。だが、「捨てろ」と言われたコースにしか球が来ないことだってある。相手投手の状態や攻めの傾向を序盤で分析し、狙い球の絞り方など戦略を練り直すべきだが、円陣での指示は、同じ言葉が繰り返された。「どうやって攻略すればいいのか…」と選手から困惑の声が上がることもあった。

 1月のスタッフミーティングではチーム打率・260を掲げた。結果はリーグ3位ながら・249。個々の実績はリーグ屈指だが、チームとして機能しなかった。38歳の阿部、36歳の村田が4、5番に座る、ベテランに頼らざるを得ないオーダー。3年目の岡本は自身初の開幕スタメンを勝ち取ったが、4月下旬に2軍落ち。若手がポジションを奪えなかった。本塁打は昨年よりも15本減少の113本。20本塁打した選手はいなかった。

 長打力不足に加え、機動力も使えなかった。盗塁数はリーグ4位の56。足を絡めた攻撃もできず、交流戦で対戦したパ・リーグ球団からは「巨人は一人一人の打者を見たら怖いけど、チームとしてはいやらしい攻撃をしてこない」との声も聞かれた。個の対処だけでは限界がある。打線として機能しなかった。

 今季の総得点は536点。優勝した広島より200点も少なかった。 (巨人取材班)

[ 2017年10月6日 10:30 ]

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