中大・鍬原、日米12球団に猛アピール 7回1失点9K2勝目

[ 2017年10月4日 05:30 ]

東都大学野球   中大10―1日大 ( 2017年10月3日    神宮 )

7回1失点で2勝目を挙げた中大の鍬原
Photo By スポニチ

 東都大学野球は1回戦2試合が行われた。中大は日大に10―1で大勝。今秋ドラフト候補の鍬原拓也投手(4年)が7回4安打1失点で今季2勝目を挙げた。立正大は亜大を5―3で下した。

 9月27日にプロ志望届を提出した中大・鍬原が、ネット裏で視察した日米12球団のスカウトに猛アピールだ。初回、自己最速にあと2キロに迫る150キロをマーク。2、7回以外は毎回走者を背負う苦しい展開ながら、最速150キロの直球を軸に9奪三振。終盤も140キロ台後半を連発し、6回2死からは4者連続三振で締めた。「今日は直球で三振を取れて手応えがあった」。試合後は奈良の実家から訪れた母・佐代子さんに勝利球を贈った。

 6人態勢で訪れた西武の渡辺久信SDは「初めて見たが、球の力もあるし全体的にまとまっている。もちろんリストには入っている」と評価。注目度を増す右腕は「(プロのことは)今は考えずにやっている。負けが続くと最下位もある」と気を引き締めた。 (原田 真奈子)

続きを表示

2017年10月4日のニュース